メモリーグラフ

無料


利用不可



メモリーグラフとは「記憶を重ねる新しい写真術」である。同一構図の写真を撮影していくことで、場所の記憶を時間的に積み重ねていくことができる。その基本的な機能は、カメラのファインダー上に過去の写真を半透明で重ね、現在の風景と構図を合わせてシャッターを押すというもの。この単純な仕組みの応用範囲は広く、古写真を対象とした文化遺産のフィールドワークだけにとどまらず、災害前から災害直後、そしてそこから復興に至る定点観測写真や、観光地を巡るコンテンツツーリズムなどにも活用できる。